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「プリペイドカード買ってきて」詐欺にあってしまったら!お金は取り戻せる?

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「プリペイドカード買ってきて」詐欺とは

 オレオレ詐欺(振込め詐欺)にかわって最近被害が増加しているのが「プリペイドカード買ってきて」詐欺です。アマゾンギフト券などのプリペイド式ギフト券をコンビニで買わせて、そのプリペイド番号をメールで送らせるという手口です。


アマゾンギフト券は転売がしやすく、振込め詐欺のように現金を引き出す「出し子」も不要です。そのため足がつきにくく、警察の捜査も困難になるのです。またインターネット上で素早く換金されてしまうことも、アナログな警察を手こずらせる原因になっています。

詐欺手口 その①「コンテンツ利用料の架空請求」

メールやSNSに「コンテンツ利用料の未納があります」というようなメッセージが届きます。送信元は(株)グーグルや(株)ヤフーなどそれらしい企業名を名乗ってきますが当然デタラメです。DMM.comを名乗り「アダルトコンテンツの視聴料が未納」とメッセージを送ってくるケースもあります。


メールや電話で応答すると、「未納金の支払いとしてプリペイドギフト券の番号を送るように」指示をしてくる。当然送ってはいけない。無視でOK。基本的には反応しないこと。最初から無視でOKです。

詐欺手口 その②「1億円の資産を譲ります。手数料が必要です。」

出会い系サイトなどで資産家を名乗り、「1億円の資産を譲ります。手数料が必要なので、まずは3万円分のプリペイドコードを送って下さい。」というように指示をしてギフト券を買わせる手口です。騙される方もどうかと思いますが、そもそも出会い系サイトで「出会い」を探している人ですから、警戒心が弱いというか騙されやすいのでしょう。知り合った相手を信用しきってしまっている場合は、言われるままに何度もギフト番号を送って、1,000万円くらい被害にあった人もいるそうです。

警察は捜査してるの?

特殊詐欺事件として実際に数グループが摘発されてますが、未だに詐欺グループは存在します。「プリペイドカード買ってきて」詐欺は従来の「振込め詐欺」に比べると足がつきにくいので、警察も手を焼いているのが現状です。被害にあったギフト券番号を特定し、どこで現金化されたか捜査していくのですが、かなりの時間を要すると思われます。

詐欺にあってしまった場合、お金は取り戻せる?

詐欺にあったと気づいたら、とりあえずアマゾンに電話して該当ギフト券番号にロックが掛けられるか聞いてみましょう。(ギフト券の実物の写真や、購入した際のレシートなどが必要になると思います。)


ロックが可能なら一時的にギフト券がアカウントにチャージできない状態になるので、警察の捜査が入って被害者のものと特定されたらお金が戻ってくるでしょう。ただアマゾンも警察など捜査機関からの要請がなければ基本的には返金してくれないはずです。警察への被害届も早めに出しましょう。警察へ被害届を出して立件されたとしても、転売されたギフトコードがすでに誰かに使用されてしまっていたら、残念ながらお金は戻ってこない可能性が高いです。

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